今節のMVPとベストチームの選び方
選ぶのは人ではなく、計算です。チームの勝利に対する各選手の貢献をラリーごとに算出し、その週で最も大きな貢献をした選手がMVPです。これはVolleyballTVの統計による選出で、リーグ公式の表彰ではありません。
データ
すべての試合のラリーごとの記録:サーブ、レセプション、トス、アタック、ブロック、ディグ。各プレーの質(パーフェクト、良い、悪い、ミス、得点)と、誰が行ったかを使います。
記録が公式スコアと合わないラリーは除外します。プレーの記録がないリーグには、今節のMVPはありません。
1. プレーひとつひとつの価値
そのシーズンにリーグで行われたすべてのラリーから、プレーの種類ごとに、その後チームがラリーを取る割合を測ります。たとえばパーフェクトなレセプションの後なら68%、悪いレセプションの後なら45%です。
プレーは、同じチームの直前のプレーとあわせて読みます。悪いレセプションからの良いトスは、パーフェクトなレセプションからのトスとは別の状況です。事例の少ない状況は、ベイズ平均(20プレー分)で全体の割合に近づけます。
プレーの価値は、チームがラリーを取る確率をどれだけ変えたかで決まります。得点なら確率は1に、ミスなら0になります。
価値 = P(プレー後) − P(プレー前)
2. 分け合う仕事
トス:ボールをトスできる状態にしたのは、レセプションやディグの働きです。セッターは、同じ状況での標準的なトスと比べて評価します。
ブロック得点:得点は、アタッカーがブロックに打ち込み、ブロッカーが止めたことで生まれます。2人でつくった結果はシャープレイ値で等しく分けます。ブロッカーは得点の半分をプラスに、アタッカーは半分をマイナスに受け取ります。
3. 控え選手との比較
選手は、リーグ平均ではなく、同じ役割でリーグの下位5分の1の選手がこなす水準と比べます(そのシーズンに該当プレーが10回以上ある選手が対象)。
そのため、平均的な割合でも多くのボールを任されている選手は、価値を生みます。同じボールを力の劣る選手に任せていれば、チームの得点は減っていたからです。
貢献 = Σ (プレーの価値 − 控えの水準)
4. 試合の重み
チームの強さは、リーグのすべての結果から計算したEloレーティングです(K = 20。新シーズンにはレーティングの3分の1が平均へ戻ります)。
試合の重みは、両チームの強さの調和平均です。強いチーム同士の試合が最も重く、力の差がある試合は拮抗した試合より軽くなります。影響は控えめに抑え(平方根、おおよそ0.8〜1.2)、その試合での選手の貢献全体にかけます。
重み = √( H(強さ₁, 強さ₂) ÷ リーグ平均 )
5. 選出
今節のMVP:試合に勝ち、その節に3セット以上かつ20プレー以上に出場した選手のうち、1セットあたりの貢献が最も高い選手。貢献は出場したセット数で割るため、3-0で勝ったチームの選手が長い試合を戦った選手より不利になることはありません。ベストチームも同じ基準です。
今節のベストチーム:ポジションごとに争います(セッター、オポジット、アウトサイドヒッター2人、ミドルブロッカー2人、リベロ)。勝利チームの選手が優先されます。選手のポジションは、所属クラブの公式ロースターに従います。
順位 = 貢献 ÷ 出場セット数
あえてしないこと
勝負どころの上乗せはしません:選手の価値は、試合のあらゆる場面での働きの合計です。接戦で光った選手は、今節のストーリーで紹介します。
相手の強さの別途補正はしません:プレーの価値はラリーの状況から算出するため、相手の強さはすでに含まれています。シーズン全体のデータでは、別の補正を加えても測定は変わりませんでした。
手で決めた重みはありません:どのプレーの価値も私たちが決めてはいません。値は各リーグ自身のデータから出し、毎週計算し直します。